OB&OG
開業したOG&OB
お客様の想いをくみとり、
何度も来てもらえるお店づくりを
Lier wine&highball/Bistro
2024年開業
水谷 亮太さん
西洋料理コース 2016年3月卒業
名古屋西高校 出身

Interview
開業までの経緯は?
愛知調理専門学校への入学を決めた時点で、開業は考えていました。27歳の時に、別の店への転職も検討していましたが、夢だった独立を決意。友人も家族もいない県外での修行時代に、人と人との繋がりの大切さに気づいた経験から、周りの人と繋がれる場所を提供したいと考えて開業し、フランス語で「繋げる」を意味する「Lier」と名付けました。

自分の店で仕事をするやりがいは?
満足度をより高めるために、お客様の考えていることを想像しながら、料理の提供や接客をするように心掛けています。喜んでくれたお客様が「ありがとう、また来ます」と言って実際に再来店してくれた時は、自分の考え方やお店に自信が持てますし、やりがいにも繋がりますね。

ACCで学んで良かったことは?
フレンチの専門用語や調理の基本はもちろん役立っていますが、特に印象深いのは、グルメピックなどで挫折を味わったこと。その後の調理への向き合い方を大きく変えてくれた貴重な経験でした。また担任の先生とは距離が近く、独立の際にも色々と相談に乗っていただくなど、卒業後も良好な関係性が続いています。

こだわりの料理と空間で、
特別なひとときを演出する
La Tige
2024年開業
宮崎 幹さん
西洋料理コース 2016年3月卒業
名古屋大谷高校 出身

Interview
開業までの経緯は?
自分の店を持ちたいと思ったのは、料理人になると決めた13歳の時。単なる食事の場ではなく、特別なひとときを過ごせる空間であることにこだわり、限られた予算の中で、内装やテーブルウェアなどを選んで、思い描くお店に近づけていきました。最初のお客様を迎えた時には、自分の店で料理を楽しんでもらえる喜びに心が震えましたね。

自分の店で仕事をするやりがいは?
お客様一人ひとりに満足してもらえるよう、料理の美味しさはもちろん、サービスや店内の雰囲気づくりにもこだわっています。特別な記念日に来店した常連のお客様から、「ここでしか味わえない料理と空間が大好き」とうれしい言葉をいただいたことは、今でも忘れませんし、店を続けていくモチベーションにもなっています。

ACCで学んで良かったことは?
調理技術の基礎やソース作りの知識などフレンチの基本は、日々の調理や新しいメニュー開発の際にも確実に活かされています。また実践的な授業が多いことも魅力のひとつ。実習で学んだ、厨房での動き方や機器の使い方、チームでの調理方法は質が高く、社会に出てからも必ず役立ちます。

人と人の繋がりを大切に、
お客様に向き合っていく
①喜分屋元祐 ②鮨万寿
①2017年開業 ②2023年開業
松名瀬 元基さん
日本料理コース 2007年3月卒業
久居農林高校 出身

Interview
開業までの経緯は?
自分が作った料理や店の雰囲気によって、お客様と店舗スタッフ、みんなで喜びを分かち合える飲食店を開業したいと考えていました。ACC卒業後は、料理の修行とともに経営の勉強や人脈づくりを行い、2017年に松阪牛を使った創作料理を提供する「喜分屋元祐」、そして2023年には念願の2店舗目「鮨万寿」を開業しました。

自分の店で仕事をするやりがいは?
お客様に寄り添った接客を続けているなかで、店と客という関係性を超え、人と人の繋がりや絆を感じられる経験をたくさんしました。お店の方針でもある「喜びを分かち合える間柄」になれた時は、単純にうれしいですね。実際に、お店の経営がうまくいかなかった時期に、常連さんなどに助けてもらったことは今でも忘れられません。

ACCで学んで良かったことは?
2年次の担任は実習主任でもあったので、実習に関して分からないことや疑問に感じたことは、いつでも質問ができました。厨房での動き方や機器の使い方、効率的な作業など、実際の現場を想定した知識が身についたことで、社会に出てからもスムーズに仕事を始めることができました。

お店での出会いを通して、
たくさんの感動を与えたい
Belcanto
2023年開業
坂本 一馬さん
西洋料理コース 2010年3月卒業
いなべ総合学園高校 出身

Interview
開業までの経緯は?
実家が飲食店を経営していることもあり、料理を始めた頃から開業は意識していました。名古屋や横浜の飲食店で13年の経験を積み、32歳の時に念願の開業。深夜でもクオリティの高いイタリアンと多彩なお酒を楽しめるダイニングバー「Belcanto」では、ゆったりとした大人の時間を提供しています。

自分の店で仕事をするやりがいは?
自分の店を続けていく上で、人との繋がりは重要だと思っているので、お客様や店舗スタッフとの出会いは何よりも大切にしています。店のオープン時にお客様や友人、同業の方からお祝いしていただいたり、一度来店されたお客様がリピーターになってくれたりと、人の温かさを感じる時にはやりがいを感じますね。

ACCで学んで良かったことは?
包丁の使い方をはじめとした基本的な技術は、仕事をする上で土台となっています。授業や実習での学びはもちろんですが、同じ志を持った同年代の仲間たちと出会い、切磋琢磨しながら学んだ経験は刺激になりましたし、現在も財産だと思っています。

大好きなバインミーを、
もっと多くの人に届けたい
ベトナムサンドイッチ アオサンズ
2017年開業
北野 裕子さん
西洋料理コース 2007年3月卒業
広島商業高校 出身

Interview
開業までの経緯は?
自身の大好物であるバインミーの提供を通して、日本にいながらベトナムを感じられる場所を創りたいと思い、34歳の時に開業しました。物件選びはとても苦労しましたが、3年をかけてようやく見つけた今の場所はお気に入り。国や国籍、世代の懸け橋となる空間を創るべく、日々お客様に向き合っています。

自分の店で仕事をするやりがいは?
名古屋市内では珍しいバインミー専門店なので、初回は物珍しさでの来店、2回目は別のメニューを食べるために来店されるお客様が多いです。そのため、同じお客様が3回来店してくれた時は、料理やお店のファンになってくれたんだとやりがいを感じます。お店の知名度が上がり、幅広い年代のお客様の来店が少しずつ増えてきたことにも喜びを感じています。

ACCで学んで良かったことは?
専門性も大事ですが、調理の基礎をしっかりと学べたことは価値がありました。基本的な技術はベトナム料理でも存分に活かされていて、料理は世界共通だなと実感しています。また、授業で学んだ衛生面の対策を日頃から徹底していたおかげで、コロナ禍も来客数を増やすことができましたね。

自分の「好き」を表現して、
たくさんの笑顔を引き出す
Kitchen Lotus
2017年開業
辻 昂祐さん
西洋料理コース 2010年3卒業
岐阜商業高校 出身

Interview
開業までの経緯は?
ACCに入学した当時から独立開業を考えていました。ACC卒業後は、フレンチレストランで2年間、クラフトビール専門店のシェフとして5年間働き、27歳のときに念願のオーナーシェフに。“第二の家”をコンセプトに、子どもの頃に好きだった洋食と、大人になってから好きになったクラフトビールを一緒に楽しめるお店を目指しています。

自分の店で仕事をするやりがいは?
最大のやりがいは、お客様の笑顔です。当店はオープンキッチンで、調理中のカウンター接客も積極的に行っているため、お客様との距離が近く、うれしい反応を間近で見られるとこれからも頑張ろうと思えます。また常連さん同士が仲良くなることもあり、自分のお店が新たな人間関係を生み出す場としての役割も果たしていることは誇らしいですね。

ACCで学んで良かったことは?
調理実習で教えてくれた外部講師の方はそれぞれに調理の仕方などの特徴があり、とても参考になりました。在学中はかなり事細かにメモをとっていたので、どんな料理を作ろうか迷った時は在学中のレシピを見返して参考にしていますね。また何よりも、調理師を志す同世代の仲間たちといっしょに学べたことは刺激になりました。卒業後も情報交換や現状報告など連絡を取り合える、同志のような存在です。
